社名の由来

大尊敬するお母さんへ

私の誕生日に、必ず連絡をくれるのは、お母さんだけでしたね。
いつも誕生日には「愛されている」と実感が出来ました。
今は逆に「私を生んでくれて、ありがとう。愛してる」と伝えたいです。

お母さんは生前、人間の大きさは、葬式の来て下さる人数だと、おじいちゃんの葬式は沢山の人が来てくださったと話してくれましたね。
お母さんの葬式もたくさんの方が来て下さりましたよ。
学生、リクルート時代の友人が家に遊びに来ると、ひとり3人前のお肉を出してくれ、みんな、すごく喜んでいました。
みんな、お母さんの葬式に、花をきちんと届けてくれました。

お母さんの墓前には、あれから何年もたったというのに、いつ行っても花が絶えません。
また、先日、友人が田山さん(母の友人)に「お母さんの墓参りした」と話しだけで笑顔になったという話を聞き、お母さんの人間の大きさを知りました。

葬式は義理で行きますが、墓参りは心が無いと行きません。
お墓参りにお金と時間をかけて下さる方たちに感謝と尊敬をしています。
東京の逓信病院に入院している時、よく食事に行き、どんなお店でも、いつも「ありがとう、ありがとう」と言いながら、米一粒残さず、食べてくれましたね。本当に嬉しかった。「私ばかりでなく、お父さんにも頼むね」と、離婚してもお父さんを気にかけて・・・愛情の深さを!

先日、お父さんにプレゼントを渡したら、凄く喜んでくれました。
お父さんの後ろにお母さんがいる。そんなことを想うとプレゼントする事だけ嬉しく、お父さんが喜んでくれると嬉しさ2倍です。

こう思えるようになったのは、営業成績を上げる為に受けたコーチング研修のお陰ですね。
コーチングは傾聴が基本です。単に相手の話を聞くのではなく、相手の言葉の背後にある感情、想い、在り方を五感で感じ、認め、理解することです。
お母さん偉大さを感じることが出来たのは、五感で相手を感じ、理解することをコーチングによって身に付けられたお陰で、お母さんに対する感謝と尊敬の念を、改めて持つことが出来たからだと思います。
本当の意味で「聞くこと」は、自分の主観を端に置き、相手の身になること。そのためにはまず、自分が謙虚な姿勢でいることが必要だということをコーチングで学びました。そして謙虚な姿勢でいることで、相手を自分の勝手な評価、判断無しに「あるがまま」に受止めることが出来ることにも。
そういえばお父さんが付けてくれた謙一郎という名前の謙の字は、謙虚の謙でしたね。

コーチングを学び始めてから、年齢や性別、仕事や経歴が全く違う、たくさんの仲間が出来ました。
仲間達からは「トーリー」という愛称で呼ばれています。

これからは、年齢、性別、立場などを越え、人と人とがお互いに尊重し、向き合える、そんな関わり方をたくさんの人に広げて行き、世の中を明るくして行きます。

鳥澤謙一郎